避妊手術について

我が家の猫たちは、みんな避妊手術・虚勢手術を受けています
手術を受けることにしたのは、恵まれない仔をこれ以上増やさないことと
避妊手術によって防ぐことのできる病気があるので、その予防が大きな理由です

避妊手術後の不安をよく耳にしますので、少しでも不安を取り除けるよう
我が家の猫たちが手術を受けたあと回復するまでの記録を公開します、参考にしてください

★秋のケース 2007年4月
手術前日 夜9時以降、食事を摂取することが禁止となります
手術当日 朝9時以降、水分の摂取も禁止となります
(全身麻酔で手術に望みますので、手術中の嘔吐などを防ぐ為です)

手術当日 
朝10時に病院へ 簡単な健康診断の後、お預け
午後3時 手術
午後6時 麻酔から覚め帰宅

現在我が家のかかりつけの獣医さんは、手術前日から絶食していて
術後も食事が取れないことが多い為、手術終了後に点滴をしてくれました
6年前に避妊手術を受けたティッシュは、術後丸3日食事も水も取らず
脱水症状になるのではと心配したので、この点滴があると思うと安心できました

帰宅直後は、まだ麻酔が抜けきっていない為、目の焦点が合わないかんじでした
光が眩しいようで暗くて静かな場所に潜り込んでじっとしていました
翌朝にはいつもの力が目に戻ってきました



術後1日目
食欲はなくほとんどの時間を睡眠に当て、静かな場所で眠り続けていました
この日の午前におしっこ、午後にはお通じもあり、水を少し口にしました
食事はまったく受け付けず、眠り続けていました

術後2日目
暗くて静かな場所から、暖かい場所を求めて動き始めました
まだ食欲はなく、摂取したのは水を少量ずつ2回だけ
おしっこは午後に1度だけ やはり寝て過ごしました



術後3日目
前日よりも、更に動き回るようになりました
食欲は少しずつ出てきているようですが、朝は一口だけ
お昼になると自分から食事をする場所に移動するようになり
夕飯はいつも食べている量の1/3くらいを食べましたが
トータルすると1日で摂取する量の1/5くらい 
水分の摂取と排尿はいつもどおりになりました 排便はなしです

獣医さんも仰ってましたが、3日くらいは食欲が戻らない子が多いそうです
食事を受け付けなくても、お水を口にするようならこの日まで様子を見て
翌日も食事をとらないような場合は獣医さんに相談した方がいいでしょう

術後4日目
同居猫達と鼻先をつけての挨拶をするようになりました
動きも日に日に良くなってきて、ちょっとした段差も登るように
この日から、傷口が気になり始め、グルーミングが始まりました
食事は朝・昼・夕、すべて1/2量を食べられるように
水分の摂取・排尿はいつもどおり 排便はなし



術後5日目
食事はいつもどおり 3日無かったお通じもあり
同居猫達の後を追って部屋をあちこち移動するように
患部が気になるらしく、暇さえあればお腹を舐めようと必死でした

術後7日目
術後の経過を見せに病院へ

術後10日目
抜糸です
獣医さんによっては溶ける糸を使用して抜糸が無い場合もありますが
患部が綺麗になるまで10日間くらいは、傷を舐めたりしないように注意してくださいね

手術時の秋のデータは下記のとおりです
生後7ヶ月3週 体重2.9kg 首周り15cm ウエスト34cm
着用した術後シャツ(術後服)のサイズは SS-32cm です
(当時このデザインのみの取り扱いだった為、ガーゼタイプの術後服を着ていますが
 避妊手術後の着用には、術後シャツ・ストレッチタイプが適しています)

雄猫の去勢後、術後の傷は洋服ではカバーできません
傷が小さく保護は不要なケースが多いと思いますが、不安な場合は獣医師にご相談ください

抜糸と同時に術後服ともお別れです
避妊手術の費用は22,000円 術後の診察・抜糸に1,400円 
術後、自宅では消毒や投薬なしでした

虚勢手術の費用は14,000円 
男の子の手術は溶ける糸で縫ってあり 術後の診察・消毒投薬なしでした

★じゅんのケース 2012年11月
術前の食事制限等は一緒ですが、血管シーリング機器を用いた手術を受けました
手術に掛かる時間が短縮されるので、使用する麻酔の量も少なく体への負担が軽い方法です

術日当日から食事を普通に摂取し、翌日から元気に動き回り抜糸は10日後
回復が早い分、術後服が邪魔で、何度も破ってしまいました
その為、抜糸までの間に3着使用しました

避妊手術の費用は24,000円 +血管シーリング機器の使用料(消耗品)5,000円
術後の診察・抜糸に1,400円 術後、自宅では消毒や投薬なしでした